空き家のお役立ちコラム>空き家の劣化が早いと言われるのは何故?
2024/02/13
換気不足
長い間、玄関や窓を閉め切った空き家では湿気がたまりやすくカビの繁殖が早い。特に梅雨の時期や夏場など湿気が多い時期は要注意です!
害虫発生、雨漏り
敷地内に雑草が生い茂ったり犬や猫などの小動物が住み着いたりすると糞などの影響で悪臭が発生する恐れがあります。また給排水管やガス管にへばり付いたヘドロが異臭を発し害虫が繁殖するケースも見られます。シロアリの侵入によって柱や壁に穴が開いてしまうこともあり発見が遅れると雨漏りによる湿気増加によりさらに空き家の浸食が進んでしまいます。
給排水管、ガス管の劣化
長い間、使用していない給排水管やガス管は管の内側に付着したヘドロや異物の乾燥や硬化によりひび割れや破損しやすい状態になってしまいます。また管自体に異常が見られなくても実際に使用を再開すると不作動を起こしやすいとも言われています。
空き家が劣化してしまうことで発生するデメリット
空き家が劣化することで起こるデメリットとは⁉
その①売却する時
見るからに劣化が進んだ空き家は、なかなか買い手がつかず、住み手がいないことで、さらに劣化が進んでしまいます。もし「所有者により空き家が放置されていた」という事実が発覚すれば、いくら外観だけ綺麗にしても、買い手の信用を得ることが難しくなります。 逆に、長く空き家となっていた家でも、定期的にしっかりと管理をしていれば、できるだけリーズナブルに住まいを手に入れたいと考える方を中心に、買い手を見つけるチャンスが広がります。
その②将来自分が住むことになったときセカンドハウスとして使用する時
いざ自分が住もうとなった時、カビや雑草の除去、壁の補修や畳の張替え、給排水管やガス管の交換など、大規模なリフォームが必要となれば、実際に入居できるまでに多額の費用が必要となります。 リフォームをして外観が美しくなっても、カビ臭さだけはとりきれなかったり、何度掃除をしても柱と壁の間から砂が落ちたり……というような問題も発生するかもしれません。
その③賃貸物件として貸し出す時
思い出の残る空き家を売りたくないという場合、賃貸物件として貸し出すという選択肢も考えられます。その際は、建物の状態が良ければすぐに貸し出すことができますが、リフォームや修繕が必要なケースも多くあります。 劣化の進んだ空き家を賃貸に出そうとする場合、多くの費用を投資して空き家をリフォームし、綺麗にしなければなりません。入居者がなかなか見つからなければ、リフォームに費用がかかったものの家賃収入が得られない……という状態になるケースも想定されます。 空き家をできるだけ良い状態で維持する為には、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。所有者がしっかりと管理できていれば安心ですが、遠くに住んでいてなかなか管理できないといった場合は、専門の業者に依頼するのも一つの方法です。