家を建てる時お仏壇を置く場所は何処に⁉
2024/03/05
お仏壇を置く場所は何処に設ければ良いのでしょうか❔
最近、お家を建てられる方では和室を設けない方が多くなってきている傾向にあるようです。
そのような場合お仏壇は何処に置くことになるのでしょうか。
お仏壇を置く場所の『仏間』の定義は仏壇や位牌を安置してご先祖様の供養をする神聖な場所として住まいの中に取り入られてきました。
古くから日本の家屋において仏間は独立した空間でしたが近年では昔に比べて家がコンパクトになったこともあり仏壇を置くスペースのみを『仏間』と間取りに表記することが多くなりました。
『仏間』は何処に設ければ良いのでしょうか。
『仏間』を作る時は「方角」に気を付けなければなりません。
仏壇の正面が(北)を向くのはタブーとされていますので家を建てる際には仏壇の正面が南・西・東のいずれかを向くように『仏間』を作ります。
北向きに仏壇を置くのが良くないとされる理由
中国の習わしに由来されるようです。位の低い人は北をお釈迦様など位をの高い人物は南を向いて座る風習があったようで仏壇の配置もこれに習いご先祖様を敬う意味で正面が南の方を向くのが良いと言われているようです。
又、極楽浄土がある西向きや日が昇る東向きを縁起が良いとする考え方もあるようです。宗派によって仏壇の配置が決められていることもある為『仏間』を作る際には確認をしておいた方がよいみたいです。
仏壇の重量に耐えられる仕様にする。
私達の横手市などの北国地域では、冬季には雪深い地域ですので、その影響で建物の構造や耐久性には特別な配慮が必要です。仏壇の重さに耐えるためには、以下のポイントが考慮されます。
① 建物の強度: 北国の冬は厳しいため、建物の構造や強度が重要です。仏壇を設置する場所の壁や床が、十分な耐荷重性を持つことを確認しましょう。
②床の強度: 仏壇は床に置かれることが多いので、床の強度も考慮が必要です。地盤の凍結や積雪による影響を考慮して、仏壇の重さを支えられるような床を用意しましょう。
③ 材料と構造: 仏壇自体の材料や構造も重要です。天然木などの素材を使用し、丈夫な組み立てを行うことで、仏壇の耐久性を高めることができます。
④配置: 仏壇の配置にも配慮が必要です。特に北国では、気温や湿度の変化によって材料が収縮・膨張することがあるため、安定した配置を心がけましょう。
これらのポイントを考慮することで、北国の厳しい気象条件にも適応し、安心してお仏壇をお使いいただけます。
ご自宅に和室を取り入れる。
お家を建てられる際にはご先祖様の場所ということなので是非購入時に和室をご検討されてみてはいかがでしょうか。今すぐには必要のない場合でも収納スペースとしても活用できるようにリフォーム時に念頭においておくだけで将来的に新たにリフォーム等も不要となります。
【リニュアル仲介コラムより】