騒音・音の大きさについて
2024/05/09
騒音・音の大きさについて
ご近所トラブルの原因になる騒音
音の基準値はデシベルという単位で表されるそうです。
図書館の静けさで40デシベル、会話で60デシベル、電車の車内の音が80デシベル、多くの方はこの80デシベル辺りから不快に思うと言われています。
一般的には130デシベルを超える音を長時間聞いていると、聴覚に支障をきたすとも言われています。ちなみに飛行機のエンジン音が120デシベルなので、それ以上の音となります。家にいて飛行機のエンジン音以上の音が聞こえたら騒音以外の何物でもないと思います。
実際の不動産でのトラブルの場合、音の大きさはもちろんですが、時間帯などによっては小さな音でも気になる方はいらっしゃるかもしれません。
スリッパの音、ドアの開閉時の音、子供の走る音、大声で話す音、テレビの音、日常生活では音は必ず出てしまうので、少し配慮するだけでもトラブルにはならないと思います。
足音など下階へ音を響かせないようにするには、防音マットやカーペットなどをひくと、音を吸収してくれるので緩和はされると思います。
テレビの音や自身の生活音を漏らさない方法としては、家具の配置変更や吸音材の貼り付けなども効果はあるかと思います。
ドアの開閉や冷蔵庫など家電からの音に対しては、遮音シートや防振ゴムや防振シートなどでモーターの動くときの大きな音なども防ぐことが出来ます。
ある程度の生活音はお互い様ではあるものの、だからと言って配慮しなくて良いという事ではありません。
戸建ての場合でもテレビの音が大きい、重低音の激しい音楽を流せば近隣住民の方に迷惑がかかるかと思います。
アパートやマンションは共同住宅です。
お互いが少しでも気にかけて生活をすれば、近隣トラブルも減り、良いマンション=資産価値の高いマンションに繋がっていくので、まずはご自身の身の回りで出来る事から始めてみると良いと思います。
でも、小さいお子様がいらっしゃるご家庭やペットを飼っているご家庭では大人が気をつけていてもどうする事も出来ない事も多いと思います。
逆に、近隣がうるさいと感じる時もお互い様と思って、「賑やかで良いな~」などと思えると更にトラブルも回避できるのではないでしょうか。
音の大きさ、参考にしてみていただけたらと思います。
『リニュアル仲介コラムより』